Il Cappellaio

Donna splendor

エルミタージュ美術館展へ行って来ました。
特に名品と言われるものはなかったのですが、
綺麗でした。
ヨーロッパの肖像画って下手な写真よりもずっと綺麗ですからね。

そう、今回は肖像画がテーマ。
時代はルネサンスから新古典まで。
しかも、ガラスケースに入れられておりません。
油絵だからできる芸当。(苦笑)
割と照明も明るめで、展示数もそれほど多くないので、
ゆっくり眺められます。

展示方法は、時代順になっていて、時代による変遷がよく分かる構造になっています。
ただ、絵画の移り変わりを見るだけではなくて、そこから当時の風俗の変化も捉えられるようになっているようです。


あんまり、肖像画って時代を下っていってもそれほど大きな変化はないものなのかなぁ、と思ったりもしたのですが、やはり違うものは違うようで・・・。
やはり肖像画にも時代が下ると「ピントのある絵」になってきています。

ルネサンスくらいの古い絵画っていうのは、所謂ピントのない絵が殆どです。
どんな距離から見ても焦点が合う。
でも、時代が下ると、段々ピント調節がいる絵になってくる。
一番焦点の合う距離っていうのが生まれてきます。
フェルメールの「青いターバンの少女」なんかもそうですね。
あれって至近距離からみると、それほど吃驚するような細かさでもないのです。
でも、ちょっと距離を置いてみると、すっごくぼかしが滑らかで、細かい作業を施した絵に見える。もっともその絵画が良く見える位置。その位置がその絵に対してピントの合った位置なのです。
「何が描いてあるのかよく分からない」
なんて思う絵があったら、まずピントを探してみてください。
きっと新しい発見があると思います。

逆にどこから見てもピントが合うような絵の典型がファン・エイクの「アルフィーニ夫妻の肖像」。阿呆みたいに細かい絵です。
1日中睨めっこしていても飽きませんよ、あれは。

そんな変遷がやっぱり肖像画にもあったようです。
だから、段々時代が下るにつれて、絵画からの距離が離れていっていました。
最初は近づけるまでギリギリで見ていたのですが、気がついたら最後は後ろの壁ギリギリで見ていました・・・。
面白いねぇ。
時代順に並べるって、結構面白い。


エルミタージュ美術館展
名古屋市美術館
5月21日~7月18日
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by karin357 | 2005-07-02 11:31 | その他 | Comments(0)

ひなの成長日記
by karin357
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